財務と資金の「捉える化」コンサルティングと中小企業の「集客したい」をサポートする中小企業特化型マーケティングコンサルティングを得意とするF&Mアドバイザリー株式会社の田村です。

今回から続き物のテーマとして「経営計画」を扱ってみたいと思います。

1事業年度ごとであったり、中長期にわたって組織の運営のあり方を整え、指針とすべく立案する「経営計画」ですが、こと中小零細企業に関しては「実現」がなかなかなされない上に、そもそも立案すらされていない状況も見受けられます。

そこで、今回から「経営計画」について「経営計画は何故必要なのか?」という根本的な部分から、「何故経営計画を実行できないのか」「何故計画を達成できないのか」「どうすれば計画を達成できる組織になるのか」という観点で記事をまとめていきたいと思います。

題して、

「だから失敗する経営計画」

です。

反面教師のようなタイトルですが、お読み頂けますと自社の経営計画の立案及び実現に少なくない気付きとなって頂ける様に真剣に書いて参ります。

どうぞ、お付き合い下さいませ。

 

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経営計画書は何故作成すべきなのか。

まずは、経営計画書作成の根本について書いていきたいと思います。

現時点で経営計画書を作成している場合、その理由は様々だと思います。

 

作ってみたかったから。・・・そういう組織もあるでしょう。

銀行に要求されたから。・・・そういう組織もあるでしょう。

 

ここで大切なのは、経営計画書が無くても、組織は動く。という事実です。

商品や材料が無ければ作れない売上と違い、経営計画書が無くても組織は動きます。

 

それでは、何故、田村は経営計画書を作成すべきと考えているのか。

それは、「大真面目に経営に向き合うため」です。

 

では、何故経営と大真面目に向き合う必要があるのでしょうか?

それは、経営計画書の存在意義(=何の為に存在しているのか)という部分に繋がってきます。

 

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経営計画書は何の為に存在しているのか。

経営計画書は「大真面目に経営に向き合うため」に必要でした。

では、何故経営に大真面目に向き合う必要があるのでしょうか?

 

田村は、

組織は、強くなる義務があると考えています。

強くなる「権利」ではありません。

強くなる「義務」です。

 

どういうことかと言いますと、

組織は、生まれた時から自身が取り組みたい活動イメージを持っています。個人事業であれ、法人形態であれ、スタートはイメージでしかありません。

そしてその活動に共鳴した人間が集まって来ます。それが社員さん達です。

そして組織は自身の活動で「組織の外の誰か」を幸せにしているはずです。そして「組織の外の誰か」からお礼として「お金」を貰います。

この場合の「組織の外の誰か」がお客様であり、「お金」が売上です。

そして組織は、組織の外の誰かを幸せにして得たお金を使い、社員さんと幸せを分かち合います。

組織は、地域社会で活動をしていますから、地域社会にも恩返しをしなくてはいけません。これが税金です。

 

遠回りをしてしまいましたが、これが組織が強くなる義務を課せられている根拠です。

 

組織は、強くならないと、社員さんと幸せを分かち合うことも、地域社会に恩返しすることも出来ないのです。

 

自身の事業イメージに共鳴してくれ、人生を預けてくれた社員さんを幸せに出来ない。

自身に事業活動の場を与えてくれた地域社会に恩返しも出来ない。

 

田村は、それは組織では無いと考えています。

 

組織は、強くならなければいけない。

強くなるためには、経営に大真面目に向き合う必要がある。

大真面目に向き合うために必要なツールが「経営計画」だと考えています。

 

経営計画書は、組織を強くするために存在しています。

経営計画書は、組織を強くして、社員さんと幸せを分かち合うために存在しています。

経営計画書は「組織」で有り続ける為に存在しています。

 

だから失敗する経営計画 その1 のまとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は「経営計画」の必要性と存在意義について書いてみました。

次回以降は「作成方法」や「実行」のポイントについて書いていきますのでどうぞお付き合い下さいませ。

 

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財務コンサルタント、中小企業特化型マーケティングコンサルタントとして大切にしている考え方をご紹介させて頂きました。

拙著である「お隣よろしいですか?」の3シリーズでは、そのことを核にして書き上げました。よろしければ、是非お手に取ってやって下さい。

 

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