財務と資金の「捉える化」コンサルティングと中小企業の「集客したい」をサポートする中小企業特化型マーケティングコンサルティングを得意とするF&Mアドバイザリー株式会社の田村です。
今回のテーマは「開業後10年で9割のお店や組織が潰れる理由 その2」です。
前回の記事から数度に渡って、10年で9割のお店や組織が潰れている理由をご紹介致します。
10年後もオーナーで居たい方のお役に立てれば幸いです。
以下の本文では、表現が少し過激だと感じる方も居られると思います。10年後にもオーナーで居たい方のお役に立てるよう、少しキツい表現ですが、大切な内容を書いております。
スポンサーリンクその広告、誰に届けているんですか?
配布数や発行部数、閲覧数やクリック数。
出来るだけ多くの方に情報を届けたいですよね。
広告媒体の持つ数字は、どれも大切な指標だと思います。
ただ・・・「意味のある計測であれば」という前提条件が付きます。
仮に「発行部数が数万件」の紙媒体での広告があったとします。
その紙媒体の広告を見ているであろう数万人超の個人は、あなたのお客様として相応しい人達なんでしょうか?
紙媒体の広告に情報を求めている世代ですか??
仮に「閲覧数が一日に数万人」のWebサイトへの掲載を検討しているとします。
その数万人は、あなたのお客様として相応しい人達ですか?
何を求めてそのサイトに訪れている方達なのでしょうか??
届かない情報に莫大な広告費を支出した上で、「割引・半額・無料」という出血続き・・・。
大資本の大型量販店やチェーン店との勝負を敢えて選ぶ理由があるなら別ですが。
ですが、そうでないなら、教えて下さい。
何故あなたはお金を払ってまで「上顧客が付かないお店」にしたいのですか?
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何故、本気で売上を増やそうとしないのですか?
売上、増やしたいですよね。オーナーなら、売上を増やしたいはずです。
しかも、粗利までちゃんと繋がる売上を増やしたいはずです。
出来ることは全て取り組んでいますか?
新メニューやおすすめメニューのご案内は、完全に出来ていますか?
新商品を顧客に合わせた表現で伝えていますか?
繁盛店は、小さなことを完璧に遂行しています。
「ほぼ完璧」ではなく、「完璧」に遂行しています。
しかも、それが習慣になっています。
繁盛店は「特別ではないこと」を「意識せずに完璧に遂行する」わけです。
なので、周囲からはそれが見えません。
見えませんから、「時代」とか「人柄」とか「雰囲気」とか、時には「運」といった表現をされることがあります。
違いますよ。
繁盛店は、潰れていくお店がほぼ完璧にしか遂行できなかった当たり前のことを、ただただ完璧に遂行しただけなのです。
ビジネスモデル??
新手法??
もちろん大切だとは思います。大切だと思いますが、
算盤だけ弾いてみても、顧客には伝わりますよ。
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まとめ
財務コンサルタント、中小企業特化型マーケティングコンサルタントとして大切にしている考え方をご紹介させて頂きました。
拙著である「お隣よろしいですか?」の3シリーズでは、そのことを核にして書き上げました。よろしければ、是非お手に取ってやって下さい。