おはようございます。

F&Mアドバイザリー株式会社の田村です。

今回は、数字と資金の「捉える化」の専門家として、中小企業の社長様にとっての「決算書」について書いてみたいと思います。

決算書を「自社で利用したい」「経営に役立てたい」そうお考えの社長様にお読み頂けましたら幸いです。

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決算書を理解するために大切な本質とは?

決算書は、事業をなさっている方であれば、必ず年に一度は手にする書類です。

会計事務所の先生方が作成してくれる場合が多いと思いますが、中には、自社で決算書を作成できてしまう中小企業様も居られます。

ところで、この「決算書」、何故年に一回作成されるのでしょうか・・・??

 

「金融機関に提出するため・・??」

「税務署に提出するため??」

「取引先に提出するため??」

 

そうです。

決算書は「自社ではない他の誰か」に提出するための書類なのです。

 

・・・そんなの分かりきっていることじゃないか。何を今更・・・(=_=)

 

そんなお声が聞こえて参りますが、この「他人の為に決算書は存在している」という事こそが、決算書を紐解くのに最重要な性質なのです。

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何故、決算書は社長にとって読みにくいのか。

決算書は、読みにくい。

決算書は、見ても分からない。

決算書は、自社の状況を正しく表現していない気がする。

 

これらは、決算書に対して多くの経営者様が抱く不満です。

 

これらの不満の要因は、実は全て、決算書の本質が影響しているのです。

そうです。「決算書は、そもそも他人の為に作成されている。」という本質です。

 

決算書は、他人の為のレイアウトだから、自社では読みにくい。

決算書は、他人の利用時に最適化しているので、自身で見ても分からない。

他人は詳細ではなく概要が知りたいので、決算書は自社の状況(の詳細)を正しく表現していない。

 

本質が分かると、とってもスッキリします。

決算書が分かりにくいのは、「本質」のせいだということです。

 

決算書は、分かりにくくて、当たり前。

・・・であれば、どうするか。・・・について考えたらオッケーですね。

まとめ

決算書は、経営者にとっては読みにくい書類です。

ただ、読みにくいことには理由がありました。

その理由は、「他人の為の書類だから」。

 

・・・ということは、社長が下すべき具体的な決断は、

制度的に必要な書類である「決算書」を経営に利用する手段を講じれば良い

ということが分かりました。

 

モヤモヤがクリアになりましたね。

 

次回は、その「具体的な手段」について書いてみたいと思います。

財務コンサルタントとして大切にしている考え方をご紹介させて頂きました。

拙著である「お隣よろしいですか?」の3シリーズでは、そのことを核にして書き上げました。よろしければ、是非お手に取ってやって下さい。

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